着物のサイズ測り方ガイド(裄・身丈・身幅)
「着物を買いたいけどサイズがよくわからない」という声は多い。洋服と違って着物には独自の測り方があり、最初は戸惑うことも多い。この記事では、男性が着物を選ぶときに必要な3つのサイズの測り方を、自宅で一人でできる方法で解説する。
男性の着物で確認すべき3つのサイズ
| サイズ | 場所 | 重要度 |
|---|---|---|
| 裄(ゆき) | 首の付け根〜袖口 | ★★★ 最重要 |
| 身丈(みたけ) | 着物全体の長さ | ★★★ 最重要 |
| 身幅(みはば) | 着物の横幅 | ★★☆ 重要 |
この3つを把握しておけば、リサイクル着物を選ぶときに失敗しにくくなる。
自分のサイズの測り方
1 裄(ゆき)の測り方
- 背筋を伸ばして自然に立つ
- 首の付け根の骨(第7頸椎)から肩を通って手首のくるぶしまでをまっすぐ測る
- 腕を水平に広げた状態で測ると正確
目安:自分の裄の長さ = 着物の裄(±2cm以内が理想)
2 身丈(みたけ)の測り方
- 身長をそのまま使えばよい
- 着物の身丈 = 自分の身長 と同じか少し短め(−5cm程度まで)が目安
- 男性は「おはしょり」を作らないため、身丈が短すぎると裾が上がる
目安:着物の身丈 = 自分の身長 〜 身長−5cm
3 身幅(みはば)の測り方
- 腰まわり(ヒップの一番広い部分)をメジャーで測る
- 着物の前幅と後幅を足して2倍にしたものが「実際の腰まわり」の目安
目安:(前幅+後幅)×2 ≧ 自分の腰まわり
裄のサイズが合わないと袖が短すぎたり長すぎたりして見た目が悪くなる。3つのうち裄が一番シビアなので、まず裄を優先して確認しよう。
身長別・着物サイズ目安表
| 身長 | 身丈の目安 | 裄の目安 |
|---|---|---|
| 160cm前後 | 158〜163cm | 66〜68cm |
| 165cm前後 | 163〜168cm | 68〜70cm |
| 170cm前後 | 168〜173cm | 70〜72cm |
| 175cm前後 | 173〜178cm | 72〜74cm |
| 180cm前後 | 178〜183cm | 74〜76cm |
あくまでも目安。実際には着物を羽織って確認するのが一番確実だ。
着物のサイズ表記の読み方
リサイクル着物の出品ページには「身丈170cm・裄70cm・身幅34cm」のような表記がある。これは着物そのものの寸法なので、自分の体の寸法と照らし合わせて確認する。
身幅は「前幅◯cm・後幅◯cm」と分けて記載されることも多い。前幅+後幅を足して2倍した数値が「腰まわりの目安」になる。
サイズが合わなかったときの対処法
裄が短い:袖口から手が出すぎる。専門店で裄出しのお直しができる(数千円〜)。
身丈が短い:裾がくるぶしより上にくる。男性の場合は多少短くても着こなせるが、5cm以上短いと厳しい。
身幅が狭い:前合わせが難しくなる。2〜3cm程度なら着方で調整できる。
この記事を読んだ方へ
✎ 着物名人より
サイズを確認する際、フリマアプリでは出品者に「もともと着ていた方の身長や体格」を確認するのが有効です。採寸値だけでなく、実際の着用者の体型がわかると、自分に合うかのイメージがつかみやすくなります。